「テレビゲーム禁止派からしたら虐待レベル」と言われそうですが、
我が家の4歳児はマリカー(マリオカート)を極めて150ccで1位を爆走しています。
でも、これにはちゃんと理由があって。
うちは、「興味を持ったことはとことんやらせる」方針なんです。

ここでは、そんな息子の“やりたいことはとことん”の過集中遍歴についてお話しします!
はじまりは「電車期」
一歳半頃からハマり出した電車。
初めての意味のある発語は、パパ、ママを差し置いて「電車」でした。
外を走る電車を見つけては「ちゃ!」と一生懸命指差し。
かろうじてヘッドライトが見えるくらいの距離でも、
どの電車か分かるくらい細かな特徴を掴んでいたんです。
電車を見るためだけに電車に乗って出かける。



時間はたっぷりとあったのでそんな毎日を過ごしていました。
「プラレール期」へ突入
ちょうどその頃はクリスマス。
サンタさんからプラレールセットをもらい、
パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん‥とにかく全員から、
ありとあらゆる電車やパーツをプレゼントしてもらいました。
1週間もしないうちに、自分でレールをはめられるように。
あれよあれよという間に、高架や複線を駆使して複雑なレールを
誰にも頼らず、完全にひとりで組めるようになりました。


この頃から過集中の傾向が強く出てきて、
プラレールがやりたいがために、まだ外も暗い早朝に起きる。
最低限の朝の身支度を整えたあと、そこから5時間没頭。
飲まず食わずでエネルギー切れになるまで遊び、
その場で倒れ込んで“朝寝”。



この光景が当たり前だったので子育てをしていて本当の『集中』とはの判断基準がわからなくなってしまいました。


2歳の誕生日は「LEGO」
2歳の誕生日には、デュプロを経由せずいきなりLEGOデビュー。
最初は一緒にレシピを見ながら作っていたのに、
数日後には自分でレシピを読んでひとりで組み立てるように。
2歳の子が、対象年齢12歳からのレシピを見て
ひとりで完成させることができたんです。
本人曰く、
「書かれた通りにやるだけ。」
そうなんだけど…そうなんだけども!
と親のほうがびっくり。
その後はレシピを組み合わせて応用し、
当時ハマっていたパウパトロールのビーグルを、
自分の想像で再現してしまうほどに。


パターンの応用ができるようになり
ひとつの遊びを発展させられるようになっていったのがこの頃からでした。
そして「マリカー期」へ
3歳を過ぎた頃、Switchのマリオカートに興味を持ち始めました。
4歳半を目前にした今、コントローラーを握る手は真剣そのもの。
150ccでもドリフトも完璧。
コースアウトしたら本気で悔しがる。
最初は「早すぎるかな」と思ったけれど、
驚くほどの反応速度と集中力で、
あっという間に親を抜かして1位常連に。
「好き」に勝る才能はない
過集中って、見方を変えれば
「好きなことに圧倒的に強い」ということだと思っています。
「ゲームばっかり」「一つのことに偏りすぎ」と言われることもあるけれど、
その集中力が、いつか別の力に繋がると信じています。
我が家は今日も、
「やりたいことはとことん」スタイルです。
おわりに
過集中タイプの子どもを育てていると、
「他のこともしなきゃ」「バランスよくさせなきゃ」って焦ることも多いですよね。
でも、“好き”を伸ばす時間こそが、
いちばん心が動く瞬間なんだと思います。
我が家では、
トイレ・ご飯・寝る時間だけは最優先、という最低限のルールを設けて、
それ以外はとことんやらせるようにしています。
今いちばんのお気に入りはピアノ。
始めて4ヶ月ですが、驚くほど上達してきました。



いつでも、子どもをいちばんに考えて応援できる親でいたいです。










コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【高機能自閉症】過集中息子の「やりたいことはとことん」遍歴|4歳でマ… […]