最近、息子を見ていて思うんです。
「やさしさ」って、ちゃんと伝わる相手にはすごく力になる。
でも、そうじゃない場面では通じないこともある。
やさしさと強さ、どちらを教えるべきなんだろう。

“おっとり親”が感じた幼稚園でのちいさな違和感について書いていきます。
穏やかな環境育ちの母(私)
私自身、ずっと“穏やかであること”を大切に育ってきて、
それは今でも誇りなんです。
でも息子の幼稚園で、
ちょっと言葉の強い子・自分の意見をはっきり言う子を目の前にすると、
つい心がざわっとしてしまう。
たぶん、「わたしが育った空気」と「今の時代の空気」が少し違うんですよね。
強くないと生きづらい場面がある一方で、
強すぎても優しさが薄れてしまう。
どちらも大切なのに、バランスの取り方が本当に難しい。
やさしさを学ぶきっかけに、絵本を
最近あらためて感じているのは、
「やさしさ」は教えるより、感じることで育つということ。
その“感じる”きっかけとして、絵本の力って本当にすごいです。
息子とはよく寝る前に絵本を読んでいて、
「どうしてこの子は泣いちゃったのかな?」
「この子は優しいね」なんて会話をしながら、
小さな気づきの積み重ねをしています。
おすすめの絵本3選
『しんせつなともだち』(福音館書店)
食べものを分け合う気持ちをやさしく伝える名作。
『わたしのワンピース』(こぐま社)
まっ白なワンピースがいろんな模様に変わる物語。
“違うこと”を楽しむ感性を育てます。
『わすれられないおくりもの』(評論社)
「悲しみ」や「他者への思いやり」を静かに教えてくれるお話。



やさしさって、まず想像する力から育つ気がしませんか?
生まれてまだ数年の我が子に伝えるきっかけがほしくて私は絵本を読みます。
絵本はその想像の扉を、やわらかく開いてくれる存在。
さいごに
“おっとりな自分”が幼稚園の空気に戸惑う瞬間は少なくありません。
でも、それを感じるたびに、
「やさしさを守りながら強くなる」ってこういうことなのかも、
と少しずつ学んでいる気がします。
そして我が子にはどんな環境でも社会人として生きていくときの術を学んでほしいと思うのも親心の一つではないでしょうか。
取り巻く環境の全てを整えることはできなくても、毎日少しづつ優しい気持ちについて考えるきっかけを作っていきたいです。



あなたは、やさしさと強さ、どちらを先に教えたいですか?


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